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法人破産・代表者破産の弁護士費用合計は、一律50万円! 森法律事務所は企業の倒産・再生を得意とする法律事務所です。年間取扱企業整理件数は40社以上、国内トップレベルの取り扱い件数です。

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企業再生  企業再生の手法その1

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会社破産と代表者破産の弁護士費用合計50万円のみ!
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森法律事務所は、企業・個人の再スタートのお手伝いをさせていただきます。
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03-3553-5955
電話の際は、必ず破産の相談ですと告げてください。専門部にまわします)

1、 企業は、なぜ倒産するか
毎日、多くの人が産まれて多くの人が亡くなっているように、毎日、多くの会社が誕生し、同じように多くの会社が倒産・廃業しています。
一方で、短期間で急成長する会社もあれば、永く存続してきた会社があっというまに倒産することもあります。
急成長する会社と破綻する会社の境界線は、どこにあるのでしょうか?
一般には、経営者の経営能力と言われています。倒産する会社は、経営能力のない連中の集まりであり、急成長する会社は、経営能力のある優秀な経営者の会社だ、と。

この意見が全くの見当違いというわけではありませんが、正解というわけでもありません。
結論からいえば、成長する会社と倒産にいたる会社の最大の分岐点は、その会社の業種でしょう。
その会社の業種が時流に乗っているときは、いいかげんな経営をしても、ある程度は成長するものです。逆に時流から外れてしまった会社は、いくら経営努力をしても、限界があります。
六本木ヒルズあたりでしゃれたビジネスを展開し、何億円稼ぐ人と、下町の町工場で、1円単位でコスト削減をし、ついには倒産に至る人との違いは、多くの場合、その能力によるものではなく、その業種が時流にのっていたかいないかの違いだけです。


今、このブログをお読みになっている方の中には、経営に悩んでいる方が少なくないでしょう。しかし、それを、自己の経営能力のなさと悲観することはありません。
それは、時代の流れであり、逆にいえば、この時代の流れをつかめば、企業再生も可能なのです。
セミナー等では、破産する経営者の特徴として、「ワンマン」だとか、無駄が多い放漫経営とか説明されており、経営悪化に悩む経営者は、「業績が悪化したのは全て自分の人間的未熟さ」と自己嫌悪に陥っている方が多いかもしれません。


確かに、同じ業種に属しながら倒産する会社と生き残る会社があり、経営者の経営能力は関係ないとは言えません。しかし、すべてが、経営者の無能さに起因するケースはレアケースです。むしろ、同じ業界内の企業格差は、その経営者の個性が時代にあっていたかどうかに影響される場合が多いでしょう。
成功する企業家は、時流にのった業種をたまたま選択し、その経営者の個性が、たまたま時代にあっていただけなのです。
ですから、その業種が時代遅れとなり、あるいは、経営者の個性が時代に合わなくあなると、その企業はたちまち倒産の危機に瀕することになります。


その一例として、一代でダイエーグループを築きながら、ついには、破綻に至らせた中内功さんの人生を考えてみましょう。
中内さんは、小さなスーパーから身を起こし、巨大企業グループを作り上げましたが、晩年は、全財産をなくしました。
なぜでしょう?ある日を境に経営能力が突然なくなったのでしょうか?
中内さんが急成長した時代は、日本経済が急成長した時代でもありました。
生産技術の発展で、商品は大量生産されるようになり、いかに作るかよりも、いかに売るかに力点が置かれるようになると、経済社会の権力は、生産者から小売業者に移るようになりました。
そこに中内さんの「いけいけどんどん」という攻撃的な性格がマッチし、「一円でも他店より安く売る」という戦術も成功し、ダイエーグループは急成長しました。
しかし、生産技術の益々の発展で、今度は、消費者に権力が移るようになりました。消費者は、値段だけで商品を判断せず、多少高くとも、少量の品質の良い商品をえらぶようになりました。「安い」というだけで、買ってくれる時代ではなくなったのです。
しかも、安定成長の時代に入り、小売業は急激な成長が望めなくなる一方、インフレ経済も終了しました。
権力が消費者に移り安定成長の時代になるとダイエーの売り上げは低迷し、反面、インフレ経済の終焉で多額の借り入れが経営を圧迫するようになったのです。

外部からみると、なぜ、中内ともあろう人が、この社会の変化に追いつけなかったかと思われるかもしれませんが、時流に乗り時代の真ん中にいればいるほど、社会の変化には気がつかないものです。

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