小さな病院の倒産 業種別会社破産申立 2017年06月25日 森法律事務所は、年間40社以上の企業の清算・再生を扱う、企業の整理再生に関しては、国内有数の法律事務所です。いつでも、お電話・メールをください。http://www.hasan-net.com/03-3553-5955弊所の特徴① 法人破産代表者破産の弁護士費用合計一律50万円②会社破産(個人破産は含まない)年間申立て件数40社以上。国内トップレベル。③ 35年の豊富な実績と弁護士16名のマンパワー④破産会社代表者の破産後の生活確保に全力⑤ 従業員の給与確保と取引先への配慮に尽力電話の際は、必ず破産の相談ですと告げてください。専門部にまわします.大規模な病院の場合、その地域の医療の中核になっている場合もあり、民事再生等を検討するなどして、組織の存続に配慮する必要があります。金融機関も、ある程度協力してくれるはずです。これに対し、入院施設のない小さな病院の場合、そう言う協力は期待できませんから、破産を選択するしかありません。最大の問題は、継続的に受けていれている患者をどうするかです。予約診療の場合、もう何か月先まで予約が入っているというのが普通です。患者さんにとっては、次の診療予約は命綱です。しかし、破産の相談は、代表者がぎりぎりに追い詰められて来られることが多いので、その時点では、すでに多数の診療予約がはいっているのが普通です。特に東京や大阪、名古屋等の大都市には、特異性を打ち出した病院があります。漢方専門とか、あるいは腰痛専門とか、カウンセリングだけで治療するとか、色々あり、こういう病院は、全国から患者を受けいれています。こういう病院の場合、同じような治療をする専門医は限られ、受け入れ先はさらに限られます。他方で、職員さんや看護婦さんをどうするかという問題があります。一番、頭を悩ませるのが医院の経理です。経営者は、給料の支払いや診療報酬の請求など、経理責任者に一任しているのが普通です。個々の手続きは全くしらない。しかし、事前に破産することを教えるわけにはいかない。他方で、破産後も協力してもらう必要があります。病院に残されている医薬品もどうするか?あれは、簡単に売買したり、ごみ袋にいれて捨てることはできません。これも困惑します。病院の倒産は、患者さんの健康とか命に係わってくるし、治安の維持から医薬品にも注意が必要で、これらの難問にどう配慮するのか最大限の注意を支払う必要があります。一方で、経営者は、ぎりぎりまで延命活動に専念し、弁護士のところに相談に来たときは、もう時間がないという場合がほとんどです。決断と実行、これを数日間で行う必要があります。これに対する回答はケースバイケースと回答するしかありません。経営者と従業員の信頼関係、病院の特徴、患者さんの症状、これにより、回答が異なります。難問中の難問ですが、こういう場合は、ともかく患さん者の保護を最優先にするとともに、経理責任者の確保も必要です。また医薬品もきっちりと在庫を把握しましょう。以前、依頼を受けて数日で病院の破産申し立てをした時、倒産村に属している管財人から、「引継ぎ書類が不十分だ。『破産申立マニュアル』を読んでいるのか」と批判されたことがあります。しかし、現実には、限られた時間の中で、患者さんや医薬品、従業員の対策に追われ、報告書以外の書類作成は事務員任せにならざるをえません。個人的意見ですが、「破産申立マニュアル」、あの本は、メリットもありますが、デメリットも多い。申立て経験も豊富な管財人は現実をわかっているので問題ないのですが、経験の少ない管財人だと、すぐにあの本を持ち出して「『破産申立マニュアル』通りではない」と言い出し、やたら高飛車に迫り、いや、ほんと、まいります。現実離れした意見を言う管財人の出現を防ぐためにも、次の改訂版では、何とかしてもらいたいものです。例えば、「破産申立マニュアルは、管財人から見た理想を述べているだけで、現実には、このとおりいかないことが少なくありません」と注意書きを入れるとか。(注)おかげさまで、このブログは、平日は一日で100人前後の訪問者がいます。総アクセス数は、一日で150件前後です。ただ、このブログは、主に専門家が実務の参考にすることを前提としたレベルで記載しています。会社破産の制度一般について知りたい方は、弊所代表弁護士森公任・副代表弁護士森元みのりの「倒産法の全て」148~189頁で、一般の方向けに簡潔かつ簡易に記載してあります。初歩的で全体的な情報が必要な方は、下記の本を是非 ご購読ください「図解で早わかり 倒産法のしくみ」森公任 森元みのり 共同監修http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4054定価: 1,890円(本体:1,800円+税) 「法的整理から私的整理まで、様々な倒産制度のしくみや実務上のポイントがわかる。また、解散・清算、M&Aの知識まで倒産関連の知識を集約。さらに、法人破産以外の個人民事再生や個人破産についてもフォローした一冊! 」[専門家向け書籍]「簡易算定表だけでは解決できない養育費・婚姻費用算定事例集」新日本法規出版株式会社編著/森公任(弁護士)、森元みのり(弁護士)https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_50910.html■価格(税込):3,780円平成27年9月発売「★適切な養育費・婚姻費用を算定するために!◆「養育費・婚姻費用算定表」を単純に適用できない、さまざまな事情を抱えた事例を取り上げ、増額や減額の要因となる事情別に分類しています。◆各事例では、算定上の「POINT」を示した上で、裁判所の判断やその考え方についてわかりやすく解説しています。◆家事事件に精通した弁護士が、豊富な経験を踏まえて執筆しています。 」(弁護士向け書籍でありながら8000部。弁護士の4人に一人が購入した計算になります。おかげさまで爆発的に売れています!)「離婚慰謝料の相場観と弁護士実務の重要ポイント」DVD森元みのりhttps://www.legacy-taxport.fpstation.co.jp/products/detail.php?product_id=2257&cat=822発行元(株)レガシイCD・ダウンロード 5,400円 DVD8,100円◎「慰謝料の相場はどれくらいですか?」と聞かれてパッと回答できる◎「裁判までするか」か「早期の離婚・親権獲得」優先か、判断がつく◎慰謝料請求の仕方、証拠収集のポイントも紹介! 婚姻費用や養育費、財産分与と比べて、離婚に伴う慰謝料が認められるか否か、認められるとして金額は大体どのくらいになるかという点は、弁護士の先生であっても意外と迷うと聞きます。今回は、離婚に伴う慰謝料の相場と考慮要素を、不貞や暴力など類型別に解説し、依頼者に裁判をしてまで請求するかどうか決めてもらうための情報をお伝えします。また、請求や主張の仕方で気を付けるべきことや必要な証拠にも触れていきます。「一見すると実現困難な離婚相談の解決策」DVD森元みのりhttps://www.legacy-cloud.net/ordinary_products/3055発行元(株)レガシイCD・ダウンロード 5,400円 DVD8,100円こんな相談の解決策が分かる! ●モラハラを受けているので離婚したい、慰謝料も欲 しい。 ●暴力を振るう夫から離婚したいが、逃げ出すともっと 醜い目に遭うのではないかと不安だ。 ●有責配偶者だが、離婚請求したい。 ●家から一人追い出されたが、子どもを引き渡してもら いたい。 ●父親側だが、親権・監護権を何とか獲得したい。[一般向け書籍]「カラー版 一番よくわかる 離婚の準備・手続き・生活設計」 共同著編者 森 公任・森元 みのり 2015年07月 発売http://www.seitosha.co.jp/2_3950.html販売価格 1,404円 離婚に悩むあなたの「知りたい」に応える決定版!!「離婚という難題に直面している方の一歩を踏み出す道しるべになる本書は、離婚が認められる理由から、離婚までの準備、お金や子供についての考え方、離婚に関わるさまざまな手続きまで、離婚前後のあらゆるステージを網羅し、図解&イラストでわかりやすく解説しています! 」(おかげで第3版。それに伴い若干内容を改定しました。発売から半年間、Amazon・家庭法部門でナンバー1のベストセラー)代表弁護士森公任と副代表弁護士森元みのりで、そのほか下記の本を出版しています。是非、ご購入ください。[遺産相続関係]「図解 相続・贈与・財産管理の法律と税金がわかる事典」森 公任・森元 みのり 共同監修2015年05月 発売定価: 1,944円(本体:1,800円+税)http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4172「人の死と同時に必ず発生する相続。相続が発生した場合の相続分、遺言、遺産分割、登記、裁判所での調停などの手続き、相続税知識まで幅広くフォローしています。また相続が発生する前から準備をしておきたい事項について、贈与税の知識や生前契約、成年後見、信託などの財産管理契約のしくみについても解説しています。相続登記申請書、遺言状、契約書、家事調停手続きなどの書式サンプルも豊富に掲載しています。平成27年度の税制改正にも対応した安心の1冊です!」「相続・遺言をめぐる法律と税金トラブル解決法129 」 森 公任・森元 みのり 共同監修1,944円(税込)1,800円(税抜) 三修社http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4116「非嫡出子の相続分改正や平成27年1月施行の相続税制改正など、最新の内容をわかりやすく解説! 相続の基本ルールから遺言、財産評価、遺産分割、 相続税・贈与税対策まで。法律・税金の重要事項、手続きを幅広く網羅」【本書でとりあげる主なテーマ】相続の基本ルール/遺産分割/遺言書の書き方/相続財産の評価/相続税・贈与税のしくみ/税金対策/相続問題をサポートする機関や相談先/公正証書作成/調停や審判の手続き/相続登記/申告手続き など「ケース別相続分早わかり」など、豊富な図解とQ&Aで相続問題を平易に解説!「最新 図解で早わかり 改正対応! 相続・贈与の法律と税金」森公任 ・ 森元みのり 共同監修 http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=3992 三修社 定価: 1,890円(本体:1,800円+税)「本書では、相続分や遺産分割、遺言など相続のしくみについて詳細に解説するとともに、相続税や贈与税のしくみ、教育資金の一括贈与に伴う贈与税の改正など平成25年度の税制改正についてわかりやすく解説しています。さらに遺言書や相続手続きにそのまま利用できる書式なども掲載し、相続手続きをスムーズに進めることができるよう工夫しました。」新刊のご案内「 重要事項&用語 図解 トラブル解決に役立つ最新 民事訴訟・執行・保全 基本法律用語辞典 」森公任 ・森元みのり 監修 http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4313三修社「難しい」「なじみにくい」「わかりにくい」訴訟に勝ち、権利を勝ち取るために必要な法律や制度の全体像と知っておきたい法律用語が短時間でわかる!紛争解決に必携の書! PR