過払い金返還請求権を有する人は絶滅危惧種? 債務整理の理念 2018年07月28日 森法律事務所は、年間40社以上の企業の清算・再生を扱う、企業の整理再生に関しては、国内有数の法律事務所です。いつでも、お電話・メールをください。http://www.hasan-net.com/03-3553-5955弊所の特徴① 法人破産代表者破産の弁護士費用合計一律50万円②会社破産(個人破産は含まない)年間申立て件数40社以上。国内トップレベル。③ 35年の豊富な実績と弁護士17名のマンパワー④破産会社代表者の破産後の生活確保に全力⑤ 従業員の給与確保と取引先への配慮に尽力電話の際は、必ず破産の相談ですと告げてください。専門部にまわします.我々の業界用語で一番世間に知れている言葉は、「過払い金」でしょう。「過払い金」というのは、要するに「払いすぎ」という意味で、本来は、どんなものにも使用される普通用語ですが、テレビCMですっかり有名になりました。最高裁が過払い金の返還を事実上認めたのが、 最高裁判所第二小法廷平成18年1月13日判決( 民集 第60巻1号1頁)で、今から12年以上前の話になります。当時8歳だった子が、すでに20歳になっています。この判決を機に、雨後の筍みたいに、にょきにょきと生まれたのが、債務整理というより、過払い金返還を専門とする事務所。だいぶ淘汰されたけど、今でも、頑張っている事務所もあります。この業務分野、同業者からは何となく白い目で見られています。普通、弁護士に依頼するというのは、何か困ったことがあり、その困ったことを解決するために弁護士に依頼します。ところが、過払い金というのは、事件の掘り起こしです。依頼者は困っているわけではない。困っているわけではないけど、宣伝とか相談会で、「もしかしたらお金戻ります」と煽って事件を掘り起こし、事件受任に結び付ける。ここが通常の事件と異なるところです。同じような「事件掘り起こし」は、B型肝炎給付にもいえます。過払い金請求を主たる業務にしている事務所は、同時にB型肝炎給付も重要分野にしています。ここに残業代請求とかも加わります。こういう「事件掘り起こし」ビジネスが、同業者から「そこまでやるのか」という、やや、困惑した目で見られる原因です。(個人的には、ニューウエーブというべき手法で問題はないと考えています)ただ、不思議なのは、今でも、過払い金業務は、大盛況なこと。どうやって過払い金事件を受任しているのでしょうか?ネットで「過払い金返還 弁護士」を検索しても、債務整理系大手の事務所は、あまり宣伝していません。また債務整理系事務所の中には、主たる収入源は過払い金回収のはずなのに、イメージ戦略なのか、ホームページでは、離婚とか相続、交通事故などは載せても、債務整理業務とか過払い金など意図的に全く載せていないところもあります。弊所でも企業破産に際し、代表者の個人破産も同時に受任することがあり、そのさい、消費者金融等から借金をしている場合もありますが、たいていは、ここ数年の借入です。過払い金なんか、かすりもしません。今でも、過払い金の可能性がある方というのは、① 平成19年よりも前に5年以上取引を続けている。② 平成19年以後も取引を続けて完済したが、完済時から、まだ10年たっていない。という方です。ただ、こういう方というのは、本当に限られていて、今や絶滅危惧種になりつつあります。相当な宣伝を繰り返さないと、こういう方がアクセスしてくる可能性は少ないでしょう。一説には、消費者金融の元幹部とか顧客管理の元担当者が、過払い金請求の可能性がある人の情報をつかんでいて、そういう情報を、一部の提携している債務整理系事務所に有料で流しているという噂を聞いたことがあります。(そういう連中から有料で情報を取得しても、職務規定違反とは言えないと思いますが。)ただ、アディーレ法律事務所みたいに、TV宣伝に莫大な資金を投入している事務所は、そういう連中と組んでいるはずがありません。無駄な宣伝をするはずがありません。全く宣伝せず、しかし、秘かに相談会を開いて、なぜか、過払い金を抱えた方が来るという事務所なんかどうでしょうか? (注)おかげさまで、このブログは、平日は一日で100人前後の訪問者がいます。総アクセス数は、一日で150件前後です。ただ、このブログは、主に専門家が実務の参考にすることを前提としたレベルで記載しています。会社破産の制度一般について知りたい方は、弊所代表弁護士森公任・副代表弁護士森元みのりの「倒産法の全て」148~189頁で、一般の方向けに簡潔かつ簡易に記載してあります。初歩的で全体的な情報が必要な方は、下記の本を是非 ご購読ください(あまたある倒産法の中で異例のベストセラーロングセラーになっています)「図解で早わかり 倒産法のしくみ」森公任 森元みのり 共同監修http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4054定価: 1,890円(本体:1,800円+税) 「法的整理から私的整理まで、様々な倒産制度のしくみや実務上のポイントがわかる。また、解散・清算、M&Aの知識まで倒産関連の知識を集約。さらに、法人破産以外の個人民事再生や個人破産についてもフォローした一冊! 」[専門家向け書籍]「心の問題と家族の法律相談」http://www.kajo.co.jp/book/40702000001.html日本加除出版株式会社編著/森公任(弁護士)、森元みのり(弁護士)医事監修 精神科医(酒田素子)執筆は弊所所属弁護士森公任、森元みのり、西脇理映、舟橋史恵の弁護士で、これに精神科医である酒田素子先生にも参加していただきました。DV、モラハラ、ストーカー、児童虐待問題はもちろん、難航する面会交流等の背後には精神医学的な問題が潜んでいる場合が少なくありません。パーソナリティ障害等の医学的観点を加えた視点から原因を分析し、その対策を検討したものです。DV、モラハラ、ストーカー、児童虐待問題等に関する法律書はたくさん出版されていますが、精神医学的観点から切り込んだ書籍は、ほかにはないと思います。「2分の1ルールだけでは解決できない 財産分与額算定・処理事例集」新日本法規出版株式会社編著/森公任(弁護士)、森元みのり(弁護士)(主メンバー 森公任、森元みのり、西脇理映、舟橋史恵)https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_50984.htmlいきなり5000部■価格(税込):3,780円平成29年7月発売◆財産分与における実例を論点別に分析し、考慮要素や計算方法、解決案などを整理しています。◆事例から導かれた、実務上の留意点を「POINT」として掲げることにより、事案解決のヒントを示しています。◆多数の離婚事件に携わり実務に精通した弁護士が、豊富な経験を踏まえて執筆しています。「簡易算定表だけでは解決できない養育費・婚姻費用算定事例集」新日本法規出版株式会社編著/森公任(弁護士)、森元みのり(弁護士)https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_50910.html■価格(税込):3,780円「★適切な養育費・婚姻費用を算定するために!◆「養育費・婚姻費用算定表」を単純に適用できない、さまざまな事情を抱えた事例を取り上げ、増額や減額の要因となる事情別に分類しています。◆各事例では、算定上の「POINT」を示した上で、裁判所の判断やその考え方についてわかりやすく解説しています。◆家事事件に精通した弁護士が、豊富な経験を踏まえて執筆しています。 」(弁護士向け書籍でありながら8000部。弁護士の4人に一人が購入した計算になります。おかげさまで爆発的に売れています!)「誤解の多い遺産分割調停 弁護士が勘違いする実務のポイント」 全3巻https://www.legacy-cloud.net/ordinary_products/3333森公任(弁護士)、森元みのり(弁護士)発行元(株)レガシイCD・ダウンロード 5,400円 DVD8,100円「遺産分割調停は、独自のルールで家裁実務が運用されているため、その実務 について誤解してしまっている弁護士先生が多い。そこで、日本でもトップレベルの遺産相続事件を取り扱う森先生・森元先生 が、家裁の判断基準と代理人の先生が調停を上手く進めるためのポイントを経験談を交えて解説していただきました。◆遺産分割の範囲の確定で問題となる使途不明金 ◆遺産の評価における誤解 ◆生命保険金が特別受益に該当する場合 ◆特別寄与5類型の主張・立証方法 ◆弁護士が頻繁に引用する判例だが、実務では重視されていないもの」「離婚慰謝料の相場観と弁護士実務の重要ポイント」DVD森元みのりhttps://www.legacy-taxport.fpstation.co.jp/products/detail.php?product_id=2257&cat=822発行元(株)レガシイCD・ダウンロード 5,400円 DVD8,100円◎「慰謝料の相場はどれくらいですか?」と聞かれてパッと回答できる◎「裁判までするか」か「早期の離婚・親権獲得」優先か、判断がつく◎慰謝料請求の仕方、証拠収集のポイントも紹介! 婚姻費用や養育費、財産分与と比べて、離婚に伴う慰謝料が認められるか否か、認められるとして金額は大体どのくらいになるかという点は、弁護士の先生であっても意外と迷うと聞きます。今回は、離婚に伴う慰謝料の相場と考慮要素を、不貞や暴力など類型別に解説し、依頼者に裁判をしてまで請求するかどうか決めてもらうための情報をお伝えします。また、請求や主張の仕方で気を付けるべきことや必要な証拠にも触れていきます。「一見すると実現困難な離婚相談の解決策」DVD森元みのりhttps://www.legacy-cloud.net/ordinary_products/3055発行元(株)レガシイCD・ダウンロード 5,400円 DVD8,100円こんな相談の解決策が分かる! ●モラハラを受けているので離婚したい、慰謝料も欲 しい。 ●暴力を振るう夫から離婚したいが、逃げ出すともっと 醜い目に遭うのではないかと不安だ。 ●有責配偶者だが、離婚請求したい。 ●家から一人追い出されたが、子どもを引き渡してもら いたい。 ●父親側だが、親権・監護権を何とか獲得したい。[一般向け書籍]「カラー版 一番よくわかる 離婚の準備・手続き・生活設計」 共同著編者 森 公任・森元 みのり 2015年07月 発売http://www.seitosha.co.jp/2_3950.html販売価格 1,404円 離婚に悩むあなたの「知りたい」に応える決定版!!「離婚という難題に直面している方の一歩を踏み出す道しるべになる本書は、離婚が認められる理由から、離婚までの準備、お金や子供についての考え方、離婚に関わるさまざまな手続きまで、離婚前後のあらゆるステージを網羅し、図解&イラストでわかりやすく解説しています! 」(おかげで第3版。それに伴い若干内容を改定しました。発売から半年間、Amazon・家庭法部門でナンバー1のベストセラー)「イラストと図解でよくわかる! 前向き離婚の教科書」森元 みのりhttps://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4537214996/bipmc-22/ref=nosim/もしかして離婚? そんな風に悩むあなたをサポートする1冊です。心の整理の仕方から、お金や子どもの問題をクリアする準備、離婚手続きの仕方、離婚後の生活設計までをガイド。コミックと図解でわかりやすく解説します。代表弁護士森公任と副代表弁護士森元みのりで、そのほか下記の本を出版しています。是非、ご購入ください。[遺産相続関係]「図解 相続・贈与・財産管理の法律と税金がわかる事典」森 公任・森元 みのり 共同監修2015年05月 発売定価: 1,944円(本体:1,800円+税)http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4172「人の死と同時に必ず発生する相続。相続が発生した場合の相続分、遺言、遺産分割、登記、裁判所での調停などの手続き、相続税知識まで幅広くフォローしています。また相続が発生する前から準備をしておきたい事項について、贈与税の知識や生前契約、成年後見、信託などの財産管理契約のしくみについても解説しています。相続登記申請書、遺言状、契約書、家事調停手続きなどの書式サンプルも豊富に掲載しています。平成27年度の税制改正にも対応した安心の1冊です!」「相続・遺言をめぐる法律と税金トラブル解決法129 」 森 公任・森元 みのり 共同監修1,944円(税込)1,800円(税抜) 三修社http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4116「非嫡出子の相続分改正や平成27年1月施行の相続税制改正など、最新の内容をわかりやすく解説! 相続の基本ルールから遺言、財産評価、遺産分割、 相続税・贈与税対策まで。法律・税金の重要事項、手続きを幅広く網羅」【本書でとりあげる主なテーマ】相続の基本ルール/遺産分割/遺言書の書き方/相続財産の評価/相続税・贈与税のしくみ/税金対策/相続問題をサポートする機関や相談先/公正証書作成/調停や審判の手続き/相続登記/申告手続き など「ケース別相続分早わかり」など、豊富な図解とQ&Aで相続問題を平易に解説!「最新 図解で早わかり 改正対応! 相続・贈与の法律と税金」森公任 ・ 森元みのり 共同監修 http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=3992 三修社 定価: 1,890円(本体:1,800円+税)「本書では、相続分や遺産分割、遺言など相続のしくみについて詳細に解説するとともに、相続税や贈与税のしくみ、教育資金の一括贈与に伴う贈与税の改正など平成25年度の税制改正についてわかりやすく解説しています。さらに遺言書や相続手続きにそのまま利用できる書式なども掲載し、相続手続きをスムーズに進めることができるよう工夫しました。」新刊のご案内「 重要事項&用語 図解 トラブル解決に役立つ最新 民事訴訟・執行・保全 基本法律用語辞典 」森公任 ・森元みのり 監修 http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4313三修社「難しい」「なじみにくい」「わかりにくい」訴訟に勝ち、権利を勝ち取るために必要な法律や制度の全体像と知っておきたい法律用語が短時間でわかる!紛争解決に必携の書! PR